元気通信#182「自分事にすると、出番になる!」 

 最近、素晴らしい言葉に出会い感動した。旧盛和塾(塾長・故稲盛和夫氏)の先輩(歳は私より10歳若いが塾歴と実績は凄い)O氏(岐阜県)の言葉だ。・・・「自分事にすると出番になる。他人事にすると不満になる」 自分事にすると「このような厳しい環境を準備してくれてありがとう!まるで自分の活躍を強調するような舞台が準備されたようなものだ!」となる。これを他人事にすると「こんな厳しい環境でやって行かねばならない自分は大変だ。誰がこんな環境にしたんだ、バカ野郎!」となる。・・・出番と思って楽しむか?不満と思って苦しむか?

 私は75年生き、社会人になって50年余、経営者になって20年余、社会は大きなうねりの中で常に変化していることに今さらながら気づく(遅すぎる!と天の声)。地震等の天災や、コロナ禍やリーマンショック等の人災に限らず、常に刻一刻と変化していることに今さら気づく。それぐらい世の中を「太平の世」と見て、変化を避けて来た。だから昔は「変化を他人事に捉え」不満を感じ苦しんで来た。今は「変化することは世の常」であり、今は「逆境をチャンスと捉える」よう心掛ける。

 しかし未だ「出番と思って楽しんでいる」のか、と言えば自信がない。その裏付けとなる成果が少ないからだろう。先日のNHK「プロジェクトX」で「隠岐の島の過疎化に待ったをかけた」町長と職員のドキュメントを見たが、なかなか成果が上がらず不安の職員たちに町長が「生みの苦しみだ。頑張ろう!」と檄を飛ばしていた。私も同様、社員たちに「生みの苦しみだ。皆で頑張ろう!」と檄を飛ばしたい。やるべきことをやっている!後は信じてやり続ければ、必ず道は開ける

 仕事を通して学ぶ中で、いかにこの20年余、的外れの努力をしてきたか、痛感する。これまでは「どうやったら伸びるか?」その戦略や戦術の労を尽してきたが、最も大事なことである「自分の心を磨き、高めること」は出来ていなかった。知ってはいたが、全く身に付いていなかった。コロナ禍で厳しい経営を迫られ、大手術(RA事業撤退や移転等)をして、一からやり直しの時「なぜこうなったのか?」「これからどうやって経営をすればいいのか?」を考え抜いたあげく、2年余前、旧盛和塾(現・鹿児島盛経塾)で「経営の勉強を一から学び直そう!」と門を叩いた。

 今は学びの途上だが、⑴まず私の心を磨くこと(人間として正しい判断力)、自分を抑え利他心を持つ、経営者自ら誰にも負けない努力をする)等々、⑵「社員たちとベクトルを合わせ、チーム一丸となり社会の役に立つ」そのためには、経営理念や目標を明確にし、強烈な願望や強い意志、燃える闘魂等の「経営12か条」の学びを身に着けること・・・一歩一歩やるしかない!


2024・5 鹿児島市石橋公園(西田橋)

雄ちゃんの今昔物語 VOL,116

私は75歳「後期高齢者」VOL,2

 後期高齢者になってこれまでと変わったこと。つい2ケ月前まで知らなかったことだが「社会保険」が外れ「後期高齢者医療保険」に変わった。市役所に行って取得した(妻はまだ75歳以上ではないので、私の誕生日以降に「国民健康保険」に変わった)つまり会社の社会保険から2人とも外れてしまったと言うことだ。、

 身体的変化としては、1年前からメンテの仕事de、後ろに左ひじを動かしたらビビッと痛みが走って、M整形外科に走ったが「原因は若い時に左ひじにひびが入ったことがあったが、それが年取ってから出て来たのではないか?」と言うことで、それ以来毎日シップが欠かせない。次男(店長)のアドバイスで「ゼラチン」が効くと言うことで、味噌汁・スープに入れて、様子を見ている。

 70歳過ぎてから徐々に「ジョギング」がきつくなり、気持ちよく走る(=ランニング・ハイ)ことが出来なくなったことは大きな変化だ。30歳代より40年以上日課として走っていた「ジョギング」。一時期は高校大学時代より速い記録(10km37分台)で走った時もあり、フルマラソン「サブ3(3時間以内)」を目標にした頃が懐かしい。しかし先月から思い切って毎朝「30分ウォーキング」に変えた。朝「ジョギング」をしている人を見ると少し寂しい感もあるが、結構ご年配の人たちが毎朝「ウォーキング」や「ラジオ体操」に参加される姿を見て、私も高齢者の一人として「齢相応」の運動に努めてみようと頭を切り替えた。もう「フルマラソン」のラストランの夢は諦めよう!

 幸いにも「デイサービス」様でやる「クリスマス会」等の「ELVIS JOHN 小林」ショーはまだ高音や声量が以前と変わらず出て、ホッとする。しかしリズム感が多少悪くなり、あの得意だった歌いながらの軽妙なステップは息切れと共に要注意。また歌のアドリブは余り多様しないように注意している。これも利用者様、ケアマネさん、介護士スタッフの喜ぶ顔にこれからも長く接して行くように、「ウォーキング」と共に精進して行くつもりだ。

 昨年からやり始めた「商品メンテナンス」も2年目に入り、「最高(齢)営業マン」との二刀流にも磨きがかかり、ドジャース・大谷に負けない活躍(地味な裏方だが)が出来るのではないか。左ひじのハンディはあるが、介護ベッドや手すりベース等の重量商品も持ち運べ、メンテから収納まで一人で完結している。そんじょそこらの「後期高齢者」ではなく、「最高(齢)営業マン」「最高(齢)メンテマン」と誇りたい。誰か賞をくれないかな?

 先日、ダスキン加盟店A社のF会長から電話をいただき、短い時間だったが、旧交を温めた。その中で「市電が60円で乗れる」と聞き、それは「170円の間違いでは?」と聞いたら、ご夫婦で唖然とされた。市に「敬老パス」があり、約3分の1で市電・市バスが乗車でき、市内の銭湯も年30回は100円で入湯出来るらしい。全くそんなことには疎く、早速会社に帰り社員A氏の両親に教えなくては、と語った。「いつも両親は使ってます」と言う返事だった。知らなかったのは私たち夫婦だけ?・・・本当に頓着のない夫婦だなあ!あらためて感じた一幕です。


(左)熊本幼稚園運動会・6歳 (右)大阪マラソン・63歳