元気通信#187「徳」を磨き「燃える闘魂」の1年に
12月26日の鹿児島盛経塾望年会ゲストで濵田酒造・濵田雄一郎社長次弟の濵田総一郎氏(以下S氏・横浜拠点)の講演があった。濵田4兄弟の素晴らしさはお聞きしていたので、過去の報告録を予習して(当日、義弟の緊急入院手術で欠席か?と半ば諦めかけたが、手術成功で)遅刻して講演に臨んだ。講演会・懇親会を含め約4時間、質疑応答も含め熱い・有意義な時間を過ごすことが出来た。こんな緊急時に温かく見送ってくれた妻や家族・社員たちに感謝し、これを糧に自分と会社がさらに成長し、社員の物心両面の幸福と社会への貢献を実現しなければならない。
特に印象深かったのはS氏が、21世紀の日本や世界の危機的状況を「経営者として何が出来るか」を考え、「食」と「環境・エネルギー」で「日本創生」を理念に掲げている点だ。身近にこんなスケールの大きい経営者がいることに驚いた。恐らく生前の京セラ創業者・稲盛和夫氏(盛和塾塾長)が「現代の‟西郷隆盛”」と言われる所以はこういう凄い経営者たちを心酔させたからだろう。私がコロナ禍で弊社が受けた大打撃から再起をかけているのとでは、余りにも次元が違う。
しかしS氏に限らず経営者先輩諸氏は、過去「倒産の危機」を乗り越えた人が圧倒的に多い。危機的状況にあっても絶対に諦めず、感謝と反省を繰り返し、必死に創意工夫をし、誰にも負けない努力を一つずつ積上げ、その中で「公明正大な目標・理念」を掲げ、社員と共に邁進する。・・・最近の私の思考回路はいつもこうであり、経営結果でさらに検証する。そしてその成果がやっと夏から顕著に顕れて来た。まずステージが一つ上がったことには素直に喜びたい。
しかしこれがゴールではない。S氏の理念「日本創生」に比べれば弊社の理念「鹿児島・介護業界の健全な発展(三方よしの社会)」実現は小さいし、まだ「一里塚」に過ぎない。その思いが本物かどうか?は2025年に以降かかっている。それまでは老体に鞭打ち我が心を磨き、高い山を目指し、現場に立脚し足元を固めて行かねばならない。「利用者様やケアマネさんたち関係者」の信頼を得るサービスに努め、筋肉質の会社を目指し、社員たちの物心両面の幸福を追求したい。
厳しさを増す「介護保険改定」には納得の行かない点が多いが、国(財務省・厚労省)の私たち経営者への叱咤激励だ受け止めたい!これまでは「うたかたのあだ花」(S氏談)だった、これからが経営者の正念場だと捉え、同業他社と熾烈な戦いの中「燃える闘魂」(激しい闘争心)を発揮し、他社に勝るサービスを多く育てて行きたい。ただしその基本は「人間として何が正しいかを問い、利他の心を発揮する」、その「徳」を磨き高め、「燃える闘魂」の1年にしたい。・・・今年一年、ダスキンヘルスレント鹿児島ST並びに、社員たちにご指導よろしくお願い申し上げます。 合掌

2025年元旦・初日の出(城山から臨む)
雄ちゃんの今昔物語 VOL,121
毎冬恒例「ELVIS JOHN 小林」ワンマンショーは今?
例年12月に入ると介護施設ではクリスマス会が開催され、2023年も12月に6件「ELVIS JOHN 小林」ワンマンショーを開催した。しかし2024年弊社は夏場から仕事が多忙を極め、(求人もままならず)私も営業担当のサポートで納品回収やメンテナンスに追われ、例年10月からの「ワンマンショーの案内」も控え本業に専念した。時々訪問する居宅のケアマネさん達からも「今年もショーで忙しいでしょ!」と言われたが、「今年は忙しいので」と明るく返していた。しかし内心は「声が出なくなる」不安と、このまま人生終えてしまうのか、と一抹の寂しさもあったが・・・。
そんな11月後半、コロナ以前に2回ほど開催したことがある「オーズガーデン南郡元」の担当K氏から久々に依頼があり、店長(息子)にも相談しお引き受けした。その時のスタッフはほぼ変わられていたので、事前の打合せと、前日の機材設営後のリハーサルを綿密に実施した。女性スタッフさんが「楽しみだ」と言ってくれて、「台本」をベースにリハに応えてくれたのでやり易かった。それにリハで歌のサビの高音部の声も出たので、自信を持って当日を迎えることが出来た。
本番は40分間、と言うことで通常1時間の短縮vsで曲目を減らした「歌詞カード」を作成し、あらかじめ利用者様一人一人に配っていただいき、一緒に唄った。・・・照明の明暗を交えてショーの雰囲気を出し(さらにスポットライトがあれば最高だが)、音楽と共に入退場するのが私のスタイルだ。歌はオープニングやエンディング、途中のアンコールは明るい洋楽を声高らかに唄う!これは私の独壇場だ。しかしメインの曲目は誰もが知っている「懐メロ」「歌謡曲」「唱歌」をみんなと一緒に唄う。歌詞カードもあるので、みんなも安心して歌詞を歌うことが出来る。・・・実は6年前ショーを始めた頃(私は昔、洋楽専門で唄っていたので)歌謡曲を歌うことが少なく、歌詞が不安で、歌詞カードを準備したことから始めたもので、怪我の功名と言えるのかもしれない。
オープニングは照明が点灯し「オー、キャロル」(歌:N・セダカ)オールディズの大ヒット曲を唄いながら入場。続けて懐メロの定番「青い山脈・鹿児島(東京)ラプソディ」、次曲を紹介するまでのトークは「昭和時代」を思い出せるような話題をクイズで出し、利用者様と「言葉のキャッチボール」を続ける。続いて植木等の「はいそれまでよ・スーダラ節」は踊りながら練り歩き息が上がる。お茶を飲み小休止。クイズ2の後に、坂本九の「上を向いて歩こう(スキヤキ)」、クイズ3の後に、唱歌「故郷」、最後にE・フンパーディンク「Quando Quando Quando」を熱唱し、退場。
照明が暗くなる中、アンコールの合唱。拍手とMCの催促で、照明が再び点灯。Boys Town Gangの「君の瞳に恋してる」をファルセットで歌い再登場、御三家のクイズ4の後に「高校三年生・星のフラメンコ」を唄う。エンディングは大瀧詠一の曲で100人以上のカバーを誇る「夢で逢えたら」をすべての利用者様一人一人に握手しながら唄い、最後に「次にお逢いするまでお元気に!、それまでは皆さんと夢でお逢いしましょう!」と締めくくり退場。そして照明が暗くなる。
最後に照明全開で記念写真撮影でお開き。すごい盛り上がりで私自身が驚いた。利用者様に大いに喜んでいただき、私も逆に大きなエネルギーをいただき若返った。時々は良いもんだ!手伝ってくれたスタッフの皆様に感謝したい。・・・その数日後、1月の新年会の公演の依頼が飛び込んだ。今度はぜひケアマネさんを巻き込んで盛り上げたい!

「ELVIS JOHN 小林 ショー」2024年12月19日 オーズガーデン南郡元