元気通信#183 判断基準は「全体最適」
第24期が始まり、あっという間に3か月が過ぎた。今期は介護保険改定もあり、福祉用具業界もさらに厳しい環境となった。ダスキンヘルスレント鹿児島ステーション(以下:HR)では「販売商品」や「住宅改修」の売上は絶好調だ.。この夏は「いかにレンタル売上を伸ばすか」に全力投球したい。具体的には「居宅介護支援事業所」様と「地域包括支援センター」様のケアマネさんたちに、今まで以上にHRを必要だと感じていただけるか、にかかっている。
2年前までは「訪問件数」を増やし、広く認知度を高める営業(量の拡大)を目指していたが、あまり成果が出なかった。そこで前期から思い切って質を高める営業に転換し改善した。今期はさらにその上で「全体最適」を判断基準に取り入れ、現経営資源(人・モノ・金・設備等)の最適化(質の充実)で動き出した。
例えば私の仕事で言えば、かっては社長として「個人最適」(利己)で判断していたが、今はスタッフの一員に徹し「営業をサポートをする」ことを「全体最適」で判断する、「メンテして、すぐに商品を出せるように準備する」ことが「全体最適」だ、と思えばそれを優先し、次の人の業務が速やかに進むように心がけている。社長と云えども流れの中では歯車であり、歯車全体を上手く早く回転させることが大事で、全体が速やかに進行する連係プレーが「全体最適」だ。
元々は店長(息子)が朝礼で「全体最適」をスピーチし、私も「なるほど!」とえらく納得した。それ以来会議等でも「全体最適」で考え、発信させてもらっている。「全体最適」を判断基準で考えると「利己」が消え「利他」で考えるようになり、決断がブレないし、間違わない。さらに会社の枠を超えた場合「会社」よりも「ケアマネさんや利用者様」を優先することは、言うまでもなく、その上で「三方よし」の考え方は、社会全般の究極の「全体最適」だろう。
今期のテーマは、ケアマネさんたちに「HRと付き合えば、自分たちも便利だし、利用者様にも喜んでいただけるね!」と思っていただけるか、です。
①毎月、話題商品を選んで「商品デモ」にお伺いし、新製品を身近に知っていただく。
②「自費ベッドのお得な提案(2Mベッド、月間1800円)」を利用者様に知っていただき、多くの人に喜んでいただく。
③今まで通り、最新の介護情報を新聞等でご案内する。
・・・詳しくは担当営業まで、ご連絡をお待ちしています!
2024・7 与次郎から桜島を臨む
雄ちゃんの今昔物語 VOL,117
私の憧れの「Paris/France」
今、「2024・オリンピック・パリ大会」が開催され、どのTVチャンネル、どのネットを見てもパリオリンピックのことで溢れている。ここで私とパリやフランスのことについて書いてみたい。・・・と言っても、残念ながら1回も欧米を旅行したことのない私には、あくまでも書・映像・音響を通じて知って広がった世界だ。
フランスとの初めての出会いは、小1のころ、東映「チャンバラ映画」全盛の時代に何故か父と行って見た「僕の叔父さん」と言うフランスのホンワカとしたユーモア溢れる映画で、大笑いして魅入った。その主題歌は今でも口ずさめる印象的なメロディだ。その後見たフランス映画「赤い風船」と共に、すっかりフランスの「こじゃれた」感性がその後の私の音楽や映画の嗜好に大きな影響を与えてしまった大事な作品だ。
高校時代の社会「世界史」のクライマックスはやはり「フランス革命」と「ナポレオン」だ。成績を上げるために学ぶというより、好きでたまらずすべてを吸収する勢いで図書館や書店でその類の書籍をかき集め、ノートに記録した。今テレビ番組の「博士ちゃん」を見ながら、私もその域に達していたかもしれない、と思う。おかげで、「世界史」「日本史」の成績はいつも高得点、数学も得意だったので大学入試を突破できたと思う。
その後の私は、中学から高校生では、アメリカのテレビドラマやミュージカル映画、片やエルビスプレスリーのオールディズやビートルズ旋風のオンパレードで、フランスは米英の後塵を拝した。しかし私は秘かに「イブ・モンタン」や「S・アダモ」や「M・ポルナレフ」といったシャンソンも好きで、当時のLPレコードは「ビートルズ」やアメリカロックミュージックに引けを取らないほど集め、一人で唄っていた。
特に日本史で家父長制の強い武家社会を知り、家系図には異常なほど興味を抱き「有名武将の後裔は今?」を調べていた私は、特にフランスの第一帝政「ナポレオン1世」後の、第二帝政「ナポレオン三世」に着目し、現在「ナポレオン八世」なる人がコルシカ島にいて活動している事を知り、「歴史は今も息づいている」と実感する。
大学時代はパリを特集した「旅行雑誌」や「歴史雑誌」を見ながら、ここに「コンコルド広場」や「モンパルナスの丘」や「エッフェル塔」「凱旋門」があり、それを早朝ジョギングで走る姿を想像し、一度は実現してみたいと思ったものだ。同じころ米大陸横断「ルート66」のドライブと併せて夢見たころが懐かしい。
オリンピック開会式のフィナーレでは「エッフェル塔」で謳う「セリーヌ・ディオン」の「愛の賛歌」、病気で歌えないと聞いていたが、最高に素晴らしかった。60年前に大ヒットさせた「エディット・ピアフ」も絶賛したのではないだろうか?
これから(今日7月29日)続々日本人の活躍あるいは敗戦も報じられ、つい私もにわか応援団となり、一喜一憂することに・・・。しかし「仕事第一」「お客様第一」だけは絶対に忘れてはならない。「私のオリンピック」は、日々の仕事で、いかにお客様に喜んでいただけるかだと、我に叱咤激励する。
フランス・パリ/セーヌ川とエッフェル塔