元気通信#140 知恵を絞り、汗をかけ!

 コロナ禍は収束する気配をあざ笑うかの如く、9月後半また鹿児島の天文館のクラブでクラスターが起こった。こうなると長期戦を覚悟して 各人が感染予防を万全にするしかない。しかし観光・旅行・飲食業、イベント業の他、いろんな業種が関わり合って軒並み大きな影響を強いられている。最近も不動産業の方と話したが、5~7月は半分の売上だったそうで、今回の夜の店のクラスター発生で、もう天文館の店の経営者ばかりでなく、ビルのオーナーも「先の見えないトンネル」から抜け出せず、秋から冬にかけ、お手上げ(閉店・廃業)が続出するのでは、と嘆かれていた。

 弊社も同様、コロナ禍で大きな打撃を受けた。イベント部門の売上90%ダウン、「コロナ禍は長期化する」と考え、この変化に迅速に対応してきた。幸いにもイベント部門の譲渡、社屋の売却と予想以上にスムーズに進めた。そして今度は福祉用具の「ダスキンヘルスレント」事業単独による会社の再建のための移転先を探していたが、9月末良い物件と出会った。

 この「譲渡・売却・移転」の「3段跳び」が予想以上にスムーズに進展していることに、まず関係者と神様に素直に感謝したい。コロナ禍で多くの方が「先の見えないトンネル」で苦しんでいるのに、とにかく現状を打破して次なるビジョンを掲げ、それに向けて活動できるだけでもありがたいことだ。

 この「3段跳び」で心掛けていることは3つ。1つは「損得でなく善悪で行動する」こと。お互いがWINWINになるよう心を尽くすこと。2つ目は、私の過去を猛省し、このコロナ禍を転機に私の心を磨き精進すること。最後に、未来に向けて今度こそ強靭な会社を作り、「経営理念」・・・「従業員の物心両面の幸福」と「鹿児島の発展に貢献する」強い覚悟を持つことです。

 イベント・ベビー用品のレンタル「ダスキンレントオール」を譲渡し、早や3ヶ月。「ダスキンヘルスレント」に経営資源を集中して、全力投球している毎日だが、まだまだ神様の見る目は厳しく、数字的には一進一退を繰り返す。恐らく「もっとお客様に寄り添い、お客様が何を望んでいるかを感じ取るまで、もっと知恵を絞り汗をかけ!」と神様が叱咤激励をされているのだ、と捉えたい。

 9月に菅内閣が誕生した。その菅首相に多大な影響を与えている人物が「D・アトキンソン」と言う在日イギリス人アナリストだ。彼の著書「国運の分岐点」では、「生産性の低い中小企業が日本を駄目にしている」「幕末の武士階級を現代の中小企業と比して、日本再生には生産性の低い中小企業は淘汰されるしかない」と述べている。バブル期までの日本成長の牽引力だった中小企業も今はその影はない。私たち中小企業経営者は甘えていてはいけない。コロナ禍は「神の啓示」かもしれない。この激動する時代の変化に挑戦し、びくともしない「強靭な会社づくり」が急がれる。


与次郎から桜島を臨む
2020年9月25日

雄ちゃんの今昔物語 VOL,74

気持ちは若いつもりでも・・・身体は生活習慣病の宝庫(泣)

 皆さん、お気づきでしょうか?・・・9月から左耳に補聴器を付けていることを。ここ数年、ケアマネさんたちと楽しく会話していて、何度か聞き返すことがありました。些細なことは気にしない私ですが「営業は会話が命」と思っている私にとって、何度も聞き返すことは失礼だ、と感じていました。

 私は学生時代から音楽が大好きで、ステレオ(オーディオ)が欠かせない毎日でした。・・・今もYou Tubeから「Reluxe Bossa Nova」を聞きながら日曜の早朝、この今昔物語を書いています。BGMを流しながら読書したり、書類を作成する・・・これが私の最も「至福の時間」です。 

 大学ではアルバイトをしてオーディオを買い、ヘッドフォンを付けて大音量でレコードを聞いていました。社会人になっても「SONY WALKMAN」が流行った時はいち早く購入し、好きなジャンルをカセットテープに録音し、音楽を聞きながら颯爽とジョギングをする・・・これが私の「ライフスタイル」でした。・・・周り(特に妻)からはヘッドフォンの功罪を言われていましたが、今も続けています。

 そういうことが災いしているのかもしれませんね。思い切ってO耳鼻咽喉科に行き診察し、先生からは「軽度難聴」で、日常生活には支障がない、と言われました。しかし営業活動上で支障があるならばと、S補聴器店を薦められました。高額な商品だけに躊躇しましたが、仕事第一と考え、約1ヶ月、補聴器を試聴しながら調整を重ね、9月に購入しました。その後は仕事時だけでなく、テレビを見たり生活の中でも付けています。

 普通は、他人がカツラをしていたり、補聴器を付けていたりすれば、周りがその話題を避けた方が良いか迷ったりします。私は周りにそう言う気を遣わせるのが嫌いで、むしろオープンにしたい性格ですので、次に私がお伺いした時には(恐らく私は忘れていますので)、「補聴器の使い心地はどうですか?」とでも話題にして下さい。その時は喜んで詳しく話しますので!

 耳に限らず、目の方は50代半ばから遠近両用メガネをかけていますが、最近右目の一部に幕がかかり、眼科に行ったら「飛蚊症」と診断されました。1年後に来てください。と言うことです。不思議なことに今は消えてしまいました。その他にも「前立腺肥大」「高血圧」それに軽い「糖尿病」等々、健康と思われている私でも、立派な「生活習慣病の宝庫」となっています。

 外見も、30代から頭髪が薄くなって来ました。小林家は先祖代々「ハゲの家系」で、私が子供の頃から「お前ははげるぞ」と既に髪が薄い親父からよく脅かされていました。大学時代はふさふさの髪を「JOHN LENNON」ばりにロン毛にしていたので、シャンプーには気を遣っていました。しかしその甲斐もなく、社会人になってからから抜け毛が多くなりました。理美容店で散髪する際、よく「9:1分け」やカツラを薦められたりしましたが、「隠すことが嫌い」な私は、そのまま今に至り、皆様にありのままの私をお見せしています。今は後継者の息子(店長)も丸坊主で頑張っています。血とは言え、親として息子に余計な苦労をさせ申し訳なく思っています。

 私の趣味は「マラソン」と「コンサート」です。昨年は介護施設等で延べ30回以上のコンサートを開催しました。おかげ様で喉を適度に使うことで、50歳代の声量・音域を取り戻しました。コロナ禍で今年に入り「コンサート」は皆無ですが、いつでも対応出来るよう、車の中で歌って練習しています。

 問題は「マラソン」です。昨年の鹿児島マラソンは自己ワーストで完走、足腰の衰えを感じた。60歳半ばまで「ランナーズ・ハイ」と言って調子が良い時は30㎞過ぎまで気持ちよく走れたのだが、最初から足が重く完走がやっとだった。その後は2時間も走れず、今はバイク(自転車)に切り替えて、日曜朝2時間走を楽しんでいる。しかし、もう一度だけフルマラソンに挑戦したい!と思います。そのためには足腰だけではなく、腕・腹筋も含めてバランスの良い身体にしなければ!私の「ラストラン」の夢です。

 今朝もバイクランの中、知り合いに手を上げたら、バランスを崩し転倒し脇腹を痛めた。齢だから気を付けないと(反省)


1971/11 姪の祝い 藤崎宮 母と
20歳大学生 長髪・ひげの「JOHN」