元気通信 #131「大善は、非情に似たり!」
明けましておめでとうございます!旧年中は大変お世話になりました。今年も倍旧のご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
この数年業績が回復していただけに、昨年は厳しい1年となった。個人の成長・組織の成長が微弱であり、環境変化に対応出来なかった。厳しい社会に対応できる「強靭な会社」を目指したが、この結果に対しては経営者として総括すると共に、責任をとらねばならない。
経営者は先ず「率先垂範」して最前線に出て活動すること。これは80点~90点は上げれるだろう。特に秋からの「居宅等訪問件数」は200件/月に迫り、12月にはその上に介護施設にボランティアで「ELVIS JOHN 小林/クリスマスショー」を13件実施。ご利用者様、ご家族・関係者にも喜んでいただき、100点満点をあげてもいいだろう。(EJKショーについては今昔物語をご参照下さい)
しかし率先垂範とは言っても、経営者個人としてはやれることには限界がある。組織の長として組織をまとめ動かして行かねばならない。そこに反省点がある。この数年、問題のある人たちは去り、素直な人たちが入社して社風は格段に良くなったのに、それが業績には結びついていない。
先月号の元気通信で「人に寄り添う」と優しく表現したが、今弊社に求められるのは「ベクトルを一つにして、チームワークを推進する」もっと強いリーダーシップだろう。厳しい環境を乗り越えるには私自身が「小善から大善へ」経営者として大きく脱皮しなければならない。
「小善は大悪に似たり」「大善は非情に似たり」・・・京セラ創業者・稲盛和夫氏の言葉であるが、これまで私は自分の自信なさ・甘さ故に「小善者」であり、優しい上司を演じ、強い会社を作れず、従業員の幸福を実現出来て居ない。今年は「可愛い若獅子を千尋の谷に突き落す親獅子」のように、子を愛する親同様「従業員に大善(厳しい愛情)を注ぐ」一年にすることを宣言します。
「大善」には2つの前提がある。一つは社従業員(社員・パート)に「真心から愛情を注げるか?」・・・現在の従業員は人間的に素直な人達である。特に40歳代までの従業員は、仕事を通して社会の厳しさを身に付け、自立した社会人に育てて行くことは、会社も良くなるだけでなく、本人たちも心豊かな人生を創れるはずだ。愛情を持って厳しい現実を突きつけ、それでも乗り越えて行くことに全身全霊で当たりたい。
もう一つは、「ビジョン・ミッションの確立」がある。今はそのためにも「強靭な会社」づくりが優先される。厳しい現実が大波のように現れようが、「J(情報共有)O(思いの共有)B(ベクトルを一つ)T(チームワーク)」を持って乗り越えていく覚悟である。・・・「ビジョン・ミッションの確立」は、乗り越えたと確信した後に必ず発表します!・・・今年も皆様にとって実り多き年になりますように・・・合掌。
2020年(令和2年)元旦
マリンポート(鹿児島市)の初日の出と桜島
雄ちゃんの今昔物語 VOL,65
「12月のクリスマス会は13回出演!」
ELVIS JOHN 小林「クリスマス会」を熱盛!・・・圧巻!
「令和」初の「クリスマス会」を盛り上げます!・・・と言う題目で、「クリスマス会」のチラシを作り、10月から居宅介護支援事業所(以下居宅)訪問時に新聞配布と共に配り回った。
2017年から始めた介護施設(デイサービス・デイケア・グループホーム等)へのボランティア「クリスマス会」での「ELVIS JOHN 小林」ショー(以下EJK)。
手探りで始めた企画だったが、1年目は5件、2年目は7件、そして昨年の3年目は10件の目標を掲げ、17件のオファーを受けたが、日程で1件は断念、3件は日程を1~2月「誕生会」に延ばし、12月の優先順13件はすべて受けた。
今回は居宅だけでなく隣接する介護施設にも飛び込み、直接担当者と話しをさせていただき、ダスキンヘルスレントを認知していただくことを心がけた。
おかげ様で新しいご縁が7件も出来た。
前年(2018年)のクリスマス会の日程がダブってお断りしたことから始まった「誕生会」や「敬老会」の出演は、昨年は毎月2~3件のペースが続いた。
その中で「この曲を歌ったら喜んでくれる」「こんな話をすれば盛り上がる」と曲目やトークの内容も少しずつ改善して、今回の「クリスマス会」のベースが出来上がった。
EJKが終わってから、ある施設のスタッフの方に「昨年より進化していますね!」と言われた言葉が、素直に嬉しかった。
また毎月EJKを実施することで、出なくなっていた高音や声量が、50歳代に戻ったのは嬉しい誤算だ。
またご利用者様向けに選曲した「懐メロ」や「歌謡曲」も毎回唄えばすっかり板につき、もはや18番になった。
観客(ご利用者とご家族、介護スタッフ等)が一緒に喜んで歌っている姿を見て私も元気をいただいている。
以前の「洋楽にこだわっていた」自分は何て自己中心であったか大いに反省する。次は「私でも歌える演歌」にも挑戦して、もっと多くの人に喜んでもらおうと思う。
特に「クリスマス会」に出演して感じるのは「一年の中でも大きなイベント」であり、私も滅多にお会いできない「ご家族や施設のオーナーさん」たちも出席されることがあり、ご縁を作る良い機会であることだ。
またケアマネさんたちにも、同施設のご利用者さんたちや介護スタッフにお役立ち出来ることであるから、福祉用具でのお役立ち出来ることも含め、広く「福祉用具のダスキン」に親しく知っていただく良い機会である。今後は、介護施設の「夏まつり」や「敬老会」、高齢者が集まるサークルにもアプローチすることも考えたい。
EJKは12月9日から始まり、毎週4,5回のペースで3週間も続き、12月28日終わって本当に安堵すると共に、私の体調管理と本業とのバランスも考えないと「経営者の責任」は全うできないと反省する。1年後、私が元気であっても、せめて週3回以内、月9回以内のEJKに絞って行こうと思う。
しかし福祉用具の営業活動はシンプルが基本だ。縦糸に「3ヶ月毎の定期点検、月数回の居宅訪問、担当者会議出席」「断らない住宅改修」と言う顔の見える営業。
横糸に「商品情報提供」「介護情報の提供」「きめ細かで、迅速な対応」・・・
要するに「ダスキンと付き合えばご利用者様ばかりでなく、ケアマネさんにとっても安心・信頼の出来るダスキン」を感じてもらえることだ。
・・・・あっ!ついつい「元気通信」っぽくなってしまった。・・・その上で成り立つのが「EJK」であり、基本を忘れてはならない。
2019年(令和元年)12月
クリスマス会での「EJK」ショー